やっぱり家が一番だね、メイさんいるし。
東北に行ってきました。
いい旅だった。
今年はちょこちょこと旅に出てますが、
ベストでしたね。これ。
思えば、初めてひとりでホテルに泊まったのは、今年なんだよね。
そうして本格一人旅経験値をあげている感じの今年ですが、
楽しむこつをつかんできたね。
旅日記は後でゆっくり書きます。
得たこと
■東北は寒い
■友達は大切
■博物館は楽しい
写真は中尊寺で撮りました。
同じ東北とはいえ、白河ー平泉は三島ー名古屋くらいあるっすよ。
なぜそこまでしてナカムラさんは平泉に行きたかったのか!
乞うご期待!!
では。
11月2日(金)
東北の寒さがまったくわからず、
とりあえず伊豆では厚着という格好にしてみる。暑い。
朝9時過ぎの新幹線で東へ。
東京で途中下車し、明治大学博物館で御成敗式目の絵はがきを買うと言う地味な仕事をこなす。
「なすの」で新白河へ。
降り立つ。
…やばい。
……寒すぎる……
晴天のはずの天気予報、どう見ても曇天。
これから始まる長い1日、寒さと乾燥が何よりの毒の私が果たして耐えられるのだろうか!?
今日のイベントを教えてくれた方と落ち合って会場「まほろん」へ。

ここで何をやったかと言えば、「たたら製鉄」です。
たたら製鉄とは、日本古来の製鉄方法で、砂鉄と炭を炉に入れて、
比較的低温でじっくり長時間かけて鉄を作る方法です。
ここの近くで出た平安時代の遺跡の製鋼炉を
できるだけ再現して鉄作りをするのが目的です。
写真の奥に写っているのが「踏み鞴」。
シーソーみたいになっていて、踏むと炉に風が送られます。
このまま風を送り続けます。予定は36時間。長いなー。

夜になりました。
この写真ベストショットね。いやー、このデジカメの「高感度モード」は使えるねー。
炭と砂鉄を入れているところです。
砂鉄が反応すると、炎の色が変わります。
この実験では温度を測りながらやっていますが、昔は炎の色だけがたよりでした。
ま、今でも数少ないプロは炎の色でわかるんだろうけどね。
ちなみに、私は鞴踏みにおいて役立たずということがわかったので(踏み込めない)
一晩ぼーっと見てました。
寒くてね、炎の前から動けないの。
ほんとにね、寒いの。
地元の人はそうでもなさそうなんだけどね。伊豆の私には無理なの。
寒さは私からいろいろなものを奪っていきました。

午前3:40、炉の下の穴から、たまったノロを出します。
だいたいスラグ(不純物)ですが、ちょっと金属もできていますよ。
この後限界を超えたので私は1時間弱?仮眠しました。
皆さんご苦労様です。
起きたら、

夜明けです。久々に見ました。
夜中は星空も見ました。
ああ、日本は美しい。
11月3日(土)
本当は午前中いっぱいまほろんにいるつもりだったのですが、
keeping myselfがdifficultになってきたので9時でギブアップ。
次の目的地へ向かいます。
駅へ向かうタクシーの中で、徹夜明けの変なテンションからタクシーのおいちゃんと
珍しくベラベラ話したのがよい思い出です。
さて、平泉。
着くまでの記憶があまりありません。
知人の故郷、「矢吹」を通りましたが写真を取り損ねた。残念。
平泉駅そばでレンタサイクルを借ります。
どうやら今日は中尊寺で「秋の藤原まつり」らしく、
今直ぐ行け!と親切な道案内を受けます。
平泉は駅周りの観光スポットが結構離れているので、自転車おすすめです。

中尊寺についたら、俄に雨。
天気予報は晴れなのにー。
悲しくなる。

よく考えたら11月3日って1年でもっとも文化イベントが多い日ですよね。
お客さんいっぱい。よくわかりませんがこのような子供の踊りもやってました。菊まつりも。
楽しみにしていた宝物館&金色堂を満喫。
螺鈿すご!!
仏教美術は平安末期〜鎌倉初期が最高点だよね。
貴族文化と武士文化、衰退するものと興隆するもの、
どっちつかずだったからこそあんな大胆かつ繊細なものができたのだと思うのです。
途中の茶屋で高いうどんを食べて平泉最大の目的地へ。
中学生のとき、社会の選択授業で「奥の細道」を選んで、
芭蕉の旅マップと奥の細道現代語訳を作りました。
そのとき一番心に残ったのが、ここ、高館から北上川と束稲山を見て詠んだ「夏草や 兵共が 夢の跡」だったのです。
本当は夏に行きたかったんだけどね。
ひとりでひとしきり感動して、まだ時間があったので、駅の方に戻って毛越寺(もうつうじ)へ。

すっげ、すっげきれいな庭。
平安時代な庭。
そして時間も来たので一路仙台へ。
とりあえずホテルで熱い湯を浴びて生き返る。
9月の展覧会で知り合ったお友達とそのお友達とごはん!!
文化的女子トーク!!!
やっべ、楽しい!!
友達できた、嬉しい!
すてきな夜を過ごして、ばたんきゅー。
11月4日(日)
早起きして今日はミュージアム巡り(無計画)。
とりあえず観光地をめぐる市内周遊バスに乗る。運賃高!(250円)
青葉城の城郭の中にある仙台市博物館へ。
特別展は昨日から始まった東北大学のお宝の展示。
常設展は考古から伊達藩のお宝までいろいろ。

これとか

これに感動して写真取りまくり。見まくり。
館内ボランティアさんに不審がられる。
さらっと見るつもりが2時間。
私の個人的研究テーマも調査していたから時間が過ぎるのが速いっす。
次は近くの宮城県美術館へ。
特別展は東京で見たやつだったので、所蔵品展のみ。
時間がないので調査だけしてすぐ出る。
地下鉄で北の方へ。
昨日のお友達が勤める仙台文学館の最寄り駅で降り、
案内通りに公園の中を通ったら森すぎて道に迷って涙目。
ぼろぼろになりながらなんとか着く。
ここでは澁澤龍彦の展覧会をやっていて、
しかも今日は高橋克彦さんの講演会があったのだ!
これを聞きにきたのさ。
軽快なトーク!高橋さんいい人だなあ!
澁澤龍彦、好きです。
今、こういう怪しそうで才のある人あんまりいないよね。
3年前に世田谷で見た瀧口修造展を思い出しました。同時代の人だね。
この時代に生まれたかったよお。
そんなこんなで夕方。
新幹線で帰宅。
ものすごい混んでいたけど、長年の勘で座ることに成功。
この旅全部自由席だったけど全部すわれた。
いつもはおみやげ探しに奔走するのですが、
人とあって話したり、物を見て知識を得たりすることが楽しく
あんまりおみやげらしいおみやげを買いませんでした。
図録はたくさん買ったけど…。
得ることの多い東北旅行でした。
寒いからって敬遠してたけど、今回行けなかったところにも行きたいな。



コメント (2)
おお東北!わたしには未知の世界です。
中尊寺はいつか行きたいなー。
鑑賞に堪えうる実用品、見たいな感じで
古い時代のものは好きです。
今って使うか見るかどっちかじゃんね。
個人的なアレって、照明とかですか?
投稿者: maro | 2007年11月05日 23:18
日時: 2007年11月05日 23:18
東北は距離も気持ちも遠いよねー。
夏行ったらいいかも。寒いから…。
盛岡とか会津とかも行きたいなー。
個人的な調査は、施設のことと作品のことと両方ですなー。
投稿者: nmaki | 2007年11月06日 20:07
日時: 2007年11月06日 20:07