今更で申し訳ございませんが、
この本を読みました。
芥川賞候補になったヤツですね。
ちょうどその前の回で綿矢&金原19歳コンビが受賞していて、
久々に芥川賞が話題になっていた時で
覆面作家が芥川賞受賞したらどうなんのかな?って日記を書いたのをを思い出します。
20歳前後の頃舞城王太郎ファンでした。
この本も発表当時「絶対読むぞ!」と思っていたのに
私事のいろいろで忘れていました。
死に行く恋人を想うってのがテーマでして。
発表当時って、「世界の中心で愛を叫ぶ」大ヒット!の時ですよね。
この後同テーマは陳腐化されてケータイ小説に成り下がって行くのだけど。
私も、「愛する人の死」をメタ化するなんてあり得ない!と憤っていたひとりです。
この「好き好き大好き超愛してる」はそこんところに真っ向から立ち向かった小説です。多分。
男性視点なので女の子がみんなかわいくてけなげで、おっとと思うところはあるけど
素直に、こんな風に誰かを愛したい/愛されたい(頼りたい)と感じる良作です。
なんか私が慣れただけなのか、この作品が抑え気味なのか
彼独特の話し言葉を多用した疾走感のある文体を
違和感なく読み進む自分がいました。
なぜか小説はロックが好き。
音楽は心地よいばかりがよいのだけど。不思議ねえ。
