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June 17, 2006

自分探しの思い出

3億円事件がテーマの映画「初恋」サイトを見てちょっと見たくなったけど、レビューを見てそうでもなくなった。
うーん、3億円事件も宮崎あおいも好きなのだけど。

皆さんは自分探しやりました?
大体高校生〜大学生くらいのときにやりますよね。
働きだしてからだとただのアホですからね。

私は高校3年生の時、内に内に向かってやりました。
当時大学受験レベル日本史マスターだったので、その流れで現代史を学ぶことが自分探しになってました。
自分の親が若い頃の社会背景を知る→自分の育てられ方を検証する→今の自分の構成要素が分かった気になる、みたいな感じで。

まあ皆さんそうでしょうが、自分の思春期が暗黒の時代だったので、(阪神大震災、オウムetc.)
未来に希望があり、自分たちの力で何かが出来そうな機運のあった60年代の若者が羨ましかったです。
あと文化水準が異様に高かったバブルまっただ中の80年代の学生さんもね。
60年代は政治で、80年代は文化だな。00年代は…経済?(エセ?)
(それで遡ると、「昭和初期はよかった」とか「文化・文政はよかった」とかなっていきます)

それで社会学かぶれになったんだけど、そうしてその時代の典型を知っていくとね、
自分が現代の典型ではないことに不安を覚えてしまうのですよ(A型だから?)。
『未来に希望を持てない高校生は、いい子を演じながら援助交際する』って読んで、
「え!?援助交際しないと今の若者じゃない?」みたいな。
しかしやはりそんなわけはないので、「時代の典型」って括って全体を見ようとするのは危険だな、と思った訳です。
たとえ80年代に大学生でも、60年代に大学生でも、私は今と大して変わらない生活だろうな、と。
角棒もって安田講堂に立て篭ったり、ブランド物で身を固めたりはしないだろうな、と。

今だって、クラブでDJしながら投信で老後に備える人もいるだろうし、(←これが既にステロタイプか)
万年筆で完璧な手紙が書けるギャルもいるだろうし、
人ってのは、基本的に複雑なんだよね。

ということで社会学から戻ってきて、今に至る。

ただ、やっぱり心配なのは、我々の世代の売りがオタク文化だけってこと。
嫌いじゃないけど、決して正統派ではないから。
文化の染色体異常みたいな感じで、後世から見たらあんまり誇りにならなそう。

投稿者 nmaki : June 17, 2006 08:34 PM

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コメント

おお、さすが早いねー。
隣町でやってるから見たいんだけどねー。
原作もちょっと読んでみたかったりします。

投稿者 nmaki : June 19, 2006 12:09 AM

売りがオタク文化のみ。。。
ツライとこだね。
それだけじゃないと思いたいけど(ー'`ー;)ムムッー

『初恋』見たよ。
私は好きだよ。
もろ宮崎あおい中心映画だけど。
「心の傷に時効はないのだから」らしいですよ。
まぁ、DVDにでもなったら見てみて〜。

投稿者 sayaka : June 18, 2006 10:42 PM

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