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June 03, 2006
東京横断(でもないか)
久しぶりの一人東京です。
完全一人ではなかったが。
経路(駅のみ)
三島―国際展示場正門―国際展示場―二子玉川―成城学園前―秦野―三島
まずは闇市。
目的はかっちりしすぎないスーツと、かわいげなワンピースでしたが、
結局どっちも買ってないな…。
だって高いんだもん。
買ったのは、ポールスミスの変な柄のスカートとサマーセーターと23区の変な柄のキャミソールと靴下等。
…と思ってたのに、家に帰ってよく見たら、スカートポールスミスじゃなかった。
えーと、NAVEだって。
NAVEは、単品を買い付けて編集する小売発想のセレクトショップの概念を逆転させ、複数のデザイナーがNAVEのためにデザインした単品を作って編集する、メーカー発想から生まれた、セレクトショップを進化させた新しいコラボレーションブランド。
だそうです。
それで1枚しかなかったのか。
いいもんみっけた。
結構時間をとってしまって、美術館一個しか行けないなあと、二子玉川へ。
初めて行った二子玉川だけど、バスで素通り。
静嘉堂文庫で刀を見てくる。
最近は旧財閥とか現大会社の邸宅だのを改築しコレクションを公開系の美術館が好きです。
庭もあるし、人もあんまりいないし。
住宅街にあるため、東京なのに交通の便が悪いのが難点ですが…。
(根津さんは例外)
新藤五国光の長いのを初めて見ました。
姿は特に鋒に向けて細くなり、地は非常に肌理が細かく、
細直刃の刃文の中に沸と匂が混じり合い、微かな変化を生じさせていて
とても美しかったです。気持ち悪くてごめんなさい。
入試の説明会終わってバイトに行く前の受験生と肉を食べて、帰宅。
300円出して秦野から小田原まで特急に乗ってしまった。
1人の時に考えたこと。
■和服フォーマルで就職活動に臨んだら面白いのではないか
■どうしてこういうことしか美術は世間の話題に上がらないのか(和田義彦氏盗作疑惑ってか盗作だな)
■埋め立て地に住むのも通うのも絶対イヤだ。絶対沈む。
あ、行きの電車で、小川洋子さんの『博士の愛した数学』を読みました。
家で積み上がってた本の一番上のを持ってきただけなんだけど、すごくよかったです。
読み始めて10分くらいでその後の展開が全部読めて泣けてくるような話です。
別にミステリーじゃないのだから展開が読めていいんですよ。
それをどう描くかが小説家の力量ですから。
期待通り、いやそれ以上の作品でした。
投稿者 nmaki : 08:53 PM | コメント (1) | トラックバック