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September 19, 2006

書きなぐり

仕事をしていてよくイライラすることについて書きます。
あんまり参照しないので、憶測と偏見に満ちているところがあるかもしれません。
でも、大方は間違っていないと思います。

日本の芸術文化事業のボスは文化庁と言うことになっています。
基本的に文化庁の言うことには逆らえません。

文化庁は、日本の省庁の中で力がありません。
よって圧力も弱く、野放しです。
芸術文化は好き勝手できないと衰退するのでそれはよいのですが、
気にしてる人が少ないため、高松塚古墳のような悲劇も起こります。

力のない文化庁は、他の省庁&政府が文化庁所管の施設なり団体なりにつける注文が
日本の芸術文化に与える影響を黙って見ているしかありません。
…というようにしか残念ながら見えません。

中途半端すぎる指定管理者制度だとか、
関係ないのに迷惑被っているとしか思えない公益法人改革だとか、
現場を知っているはずの文化庁は、どうして何もしてくれないの?
って、文化庁的には「カンケイナイヨー」なのはわかるけど、
でもそれでも、「関係あるだろ!!」って怒りたくもなる訳です。

文化庁は、芸術文化を牽引してくれなきゃ困るんですよ。
政府に、国民に、日本の誇る素晴らしい文化を、
もっと戦略的に紹介してくれなきゃ困るんですよ。
今、日本政府が重要視している日本の芸術文化って、
はっきり言ってメディアアート&サブカルチャーだけでしょ?
しかも、それって文化庁じゃなく、通産省(現経済産業省)が主導でやってたじゃん!
(今は引きずられて文化庁もやってるけど)

文化庁の予算は高松塚に使われます。
その分他が減ります。

こんなよわっちい庁がボスの日本の芸術文化の現状って、
まあ、基本的に暗いよね。
これから先、学習指導要領の「図工・美術」の重要性が増すことはあるのかな。
減るばっかりなのかな。

一般企業に勤める人から見たら、財団法人に勤める人って、
営業成績もないし、利益あげなくてもいいし、仕事楽そうだし、
あれで給料もらえるなんて、詐欺だよなあと思うのかもしれません。
でも、ほとんどの財団職員は、この超低金利の中で、
やっすい給料で、日々節約して、ただ先人の残した素晴らしい遺産を
守り伝えることだけを生き甲斐にして仕事しています。
特に経営者はめちゃくちゃ大変です。
お金の稼ぎ方が、基本的に、自分たちの作った物で稼ぐのではなく、
他人の懐に期待するしかないわけだし。寄付寄付寄付。気分は常に乞食。常に下手。
稼ぎすぎると公益性無しって言われちゃうしね。

この気持ちを共有できる人、いないかなあ。

投稿者 nmaki : September 19, 2006 09:28 PM

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コメント

音楽もね、大変だよね。
音楽は、JASRACさえどうにかなれば、
いい方向に向かうと思うよ。

日本はもともと生活の中に芸術が根付いた文化を持っていたのにね。
特殊なものじゃないのにね。

投稿者 nmaki : September 25, 2006 12:27 AM

きょうゆうは できませんが、

せつない気持ちがしました。

文化庁はよわっちいのね。


なんていうか、でもやっぱり、

芸術に目が向かないてことは、
まだまだにほんが貧しいってことなのかなと思った。

CD買ってくれる人が減ってるのが寂しい今日この頃です。

投稿者 noma : September 20, 2006 05:42 PM

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