会えると本当に思っていたんだよ

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同僚が亡くなりました。

あまりに突然のことで
理由もよくわからなくて
そもそも本当にそんなことがあったのかも
今イチ理解できなくて

なにひとつ納得できないけれど
出勤するはずの彼女がいないことは確かで
どうしていないのかは新聞に書いてあって

どうしようもなく悲しい雰囲気の職場で
でも開館して、仕事もして。
時々誰かが泣いて。

こうして書いていても
現実味がないのです。

今ね、彼女の写っている写真がないかなと思って探したら
去年の職場の旅行の写真を見つけました。
いや、でも、私は、この写真よりも
ずっとリアルに、彼女の顔も声も思い出せる。

死後の世界とかどうでもいい派ですが
なんか、きっと彼女もこんな形で明日がなくなったこと
納得できないんじゃないかな。

やりきれないなあ。

結婚退職したと脳内変換しておくか。

新聞にね、「遺体は司法解剖に回り」とか書いてあるじゃん
それが、今彼女の身に起こっているんだと
考えるの脳が拒否するんですね。

だって、意味分からないじゃない。

取材の電話がかかってくるじゃない
知ってる記者さんだったりするんだけど
誰が何も知らないお前に彼女の話なんかしてやるか、と。

何回聞いても
何回書いても
何回口に出しても
理解が出来ない。

状況が状況だけに
必要な人にちゃんと連絡が行ってるのかなあ、とか
飼い犬は誰かに世話してもらってるかなあ、とか
ご両親の実家が遠方って言ってたけど大丈夫かなあ、とか
やけに現実的な心配ばかり頭に浮かぶ。
そういうことは、理解できるもんね。


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昔、寺の息子が言ってたよ。(あいつね、あいつ)

亡くなったあとも、しばらくは
こっちの世界にいるんだって。

だから、話しかけたら聞こえてるんだって。

思ってるよ。忘れないよ。と
そうつたえるのは、大事らしいです。

誰かが亡くなったときは、
生きることを再認識しなさいという啓示なのかもしれない。

ありがとう。

その辺に、いるかなあ。
職場にも来てるかもね。

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このページは、nmakiが2009年5月15日 21:39に書いたブログ記事です。

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