好き好んで暗い

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昨日見た「春琴」についてとか
いとさちさんとした会話とか
この前振られたときに言われたこととか
いろいろつなげて考えていたんですが

「暗い」ってのは別に悪いことじゃないと思うんです。

っていうか、むしろ暗いの好きだ。
「陰のある人が好きなの★」と言うよりも、
仕事の愚痴とか政情不安とか身体の調子の悪さとかの話題でも
ご飯まずくなんないし、むしろそう言う話が聞きたい。
自分の人のマイナス話題でニコニコ楽しく前向きな会話がしたい。
(人の不幸で飯がうまい!じゃなくてね)

しかし、一般的には人との会話と言うのは
明るく当たり障りのない話題で行われるべきもののようだ!

つまり。
どうやらあの人とかあの人に「こいつ暗いなー。もっと気遣えよ」と
思われていた気がする!あのときとか、あのときに!

いやー、すみませんね、
好き好んで暗く深刻風な話題ばっかり出しちゃいますが、心からただの趣味です。

でもさ、やっぱり、1から10まで明るく楽しく前向きな人は気持ち悪いよ。
むしろそう言う人に精神病とか洗脳的なこととか疑ってしまう。

暗い話題、真剣な話題だって
酒飲みながら適当に笑ってしてもいいと思うんですよ。
暗い話題でも暗くならないと言うか。
あー、すっきりしたって、すぐ忘れちゃえばいいじゃん。

多分私は暗い人に惹かれる。
そう言う人はたいてい暗さを隠そうとしてニコニコしているけど
暗い自分を隠す必要なんて全然ないのにね。
みんなで自分や家族や日本を憂えばいいじゃん。

ハレとケ
陰と陽
光と陰
表と裏

二律背反ではなく、
緩やかなグラデーションを描いているのだと思う。

それにしても、本当に本当に良い舞台だったよ、「春琴」。
なんちゅーか、すべてが「的確」。
テキストの読解も、
舞台装置も、
演者も演技も、
音楽も、照明も、
客の質も、
「あれ?」って思う部分(ノイズ)が全くなかったので
ものすごく集中して見られた。
話の筋は感動ものではないのですが、
作品に感動した。

ああ、見てよかった。本当に良かった。

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コメント(5)

わたしも暗いの好きです。

けどやっぱり最近新しく知り合いになる所謂“ママ友”とは
“明るく当たり障りのない話題”じゃないと成り立たないので
知らず知らずとストレスが溜まり、旦那さんに八つ当たり…

旦那さんは事情がよくわからないので、とっても嫌がられます(笑)

初コメントありがとう!
あえての匿名??
赤子が居る友人、数人居るが…
ママ友ともなると、自分だけじゃなく
赤子や旦那のこともあるから
暗い話もしづらいよね…
暗い話しましょう♪(誰だか知らんが・笑)

やー。これ読んですごいすっとしたわー。

ほどほどがいい、ってことになっちゃうんだけどね。

これ、言い方だよね。話し方だよね。

こないだ、うちの後輩が、同期の愚痴がひどくて
「うんざりですー」ってつぶやいてて
ぞっとしたのねー。

愚痴って紙一重ーみたいなー。

暗い話もかみひとえー。てきなー。

あ、なんか誤解してる、あたし?
でも、そういう感覚的なことを
nmakiさんとかたりたいわけ。

そう思ってくれて嬉しいです。
本文に補足だけど、nomaさんが言うように
マイナス話題でも、「私とあなた」もしくは
「関係ない誰か」のことなら
笑ってすませるけど、
「そこにいない知り合い」のことは
絶対ご飯まずくなるよね。
それは良くないと思うんだ。

あ…名前入れ忘れただけです(笑)

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このページは、nmakiが2009年3月15日 19:05に書いたブログ記事です。

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