三島でもロケが行われた、伊豆を舞台にした太宰治の代表作、「斜陽」の映画が公開されています。
今度見に行く約束をしているので
東京からの帰りの新幹線で10年ぶりくらいに復習で読みました。
初めてiPodTouchで読みましたよ。読めますね。
青空文庫で読める時代です。そんなに長い話ではないのでぜひどうぞ。
太宰治は三津浜の安田屋旅館で斜陽の1章2章を書いたんだよね。
舞台は韮山とか長岡あたりですが。
初めて読んだ高校生のときは(以下わりとネタバレ)
主人公の没落貴族のかず子が
6年前に一度だけ会ったダメ弟の小説の師匠・上原に抱かれに行く気持ちが
全然理解できなかったんだけど
昨日読んだら、ああ、自分の神様(母)がいなくなったからか、と思いました。
しかし、上原が温水洋一ってのは
なんか違う気がするんですがどうですか?
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家に帰ったらamazonで買った
菊地敦己さんの画集「PLAY」と
イタリアのデザイナー、エンツォ・マリの「プロジェクトとパッション」が届きました。
芸術家の文章を読むのは小説を読んでいる気分ですが
デザイナーの文章はデザイン論だけでなく
スムーズな仕事の仕方、仲間とのコミュニケーションのとり方など
いいことたくさん書いてあって読むの好きです。疲れるけどね。
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