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August 27, 2005
ことばあそび
名にし負わば いざ言問わん 都鳥
わが思う人は ありや無しやと
(在原業平・古今集411 伊勢物語第8段)
何度も言ってるように、業平マニアです。
絶対源氏物語より伊勢物語のほうがロマンチックでいいと思うんだけどな。
ま、比べるものではないか。
この歌は、「伊勢物語」の中では、田舎の東国に出張した業平が、
隅田川で「都鳥」という都=京都の名前をもった鳥を見て
京都に置いてきた女を想う、というものです。
ちなみに、都鳥はゆりかもめ。
遠距離恋愛(恋愛でなくてもいいんだけど)の歌。
「ありや無しや」ってのは、「生きてるか死んでるか」なんだよね。
電波による通信手段がなかった時代、
離れているってつらいだろうなあ。
しかも京都-東京間とはいえ、必要日数最低月単位だろうしなあ。
電話があって、メールがあってよかったね。
以下、オタクトーク(絶対に同好の士が現れないジャンルだと思う)
オタク苦手な人は絶対読まないほうがいいです。
東武伊勢崎線の「業平橋」という駅名を見るだけで、
萌えられた時期もありました。
まあ、この地図を見てください。
近くに、隅田川にかかる「言問橋(ことといばし)」があります。
これ、「都鳥」からつけられた橋です。
しかし、この地区、業平小とか、業平公園とか、すごいな。
大学生の時、5/28の業平忌に合わせて、業平の菩提寺、奈良の不退寺に1人で2回も行っているアホです。
ああ、『在五中将日記』(『更級日記』の最初の方で主人公が読んでたやつ)発見されないかなー。
萌えの力で古文漢文を得意科目にした私。
『封神演戯』流行ってた頃は、『史記』(司馬遷)とかで萌えてました。
あ、紂王萌えでした。『史記』じゃないのでもっと萌えられる古典があったんだけど、忘れた。
『論語』も好きだったなー。顔回と子貢が好きでした。
(これは、酒見賢一の『陋巷に在り』(新潮社)読んでから)
日本・中国の古典というのは、基本的に人格を持っているのが男ばっかりなので萌えやすいのです。
しかし、今はそういう気持ち全然ないんだよね。
大人になったってことかしら。
投稿者 nmaki : August 27, 2005 09:45 AM
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